先輩からのメッセージ⑦

7. 動物看護師として長く働き続けるためには

苅谷動物病院グループ足立総合病院 松沢香苗


 動物看護師として働き始めて約15年が経過しました。私は新卒で苅谷動物病院グループに就職し、一度退職しています。他の業種への転職も考えましたが、動物を看護する仕事を続けたいという気持ちと、恩師の「どんな形でもいいから動物看護師として働いてほしい」という言葉が、ずっと心に残っていました。その後、友人が開業した動物病院でのアルバイト、個人病院での動物看護師の勤務を経て、改めて苅谷動物病院に就職しました。私の経歴は少し特殊ですが、複数の病院で働いたからこそ長く続けられたのかもしれません。

 「愛玩動物看護師」と一言でいっても、業務内容や勤務体制は動物病院によって様々です。当院(足立総合病院)は24時間診療体制のためスタッフの数が多く、業務を分担しています。私は主に入院動物の看護や手術補助を担当しており、動物と向き合う仕事がほとんどです。一方、個人病院では受付から診療補助、検査や調剤など全てに携わっていました。飼い主の方々の相談を聞くこともあり、人とのコミュニケーションが増えました。
 異なる働きを経験したことで、自分にはどのような働き方が合うのか、再確認することができました。個人病院では、1つ1つのご家庭にじっくり向き合うことができ、とてもやりがいがある一方で、休日もつい仕事のことを考えてしまいました。現在は遅くまでの緊急手術や宿直等ハードな日もありますが、残業の翌日は早く帰れるように調整でき、休暇も取得しやすいです。私はライブに行くのが好きで、休日は旅行も兼ねて遠方のライブに行き、現地の美味しいものを食べて思いきりリフレッシュしています。

 もし現在の動物病院で動物看護師を続けるのが辛いと感じた時には、私の経験から思い切って違う環境に飛び込んでみると視点が変わり、自分の気持ちも整理しやすくなります。動物病院はつらい事もありますが、知識や経験を生かせる仕事は他にも沢山あります。大好きな動物たちのサポートを長く続けられるよう、自分自身が元気に働ける場所をみつけてください。必ず見つかります。