先輩からのメッセージ⑤

5. 続けた努力が照らす道

PetClinicアニホス 浅沼由美子


 愛玩動物看護師として働く私が、後輩のみなさんに伝えたいことがあります。それは、「愛玩動物看護師資格を取ることの大切さ」と「その過程でゆっくり育っていく自分の変化」です。私自身、愛玩動物看護師の資格取得を決めた頃は、仕事に加えて子育てもあり、本当に勉強時間が確保できるのだろうかと不安でいっぱいでした。業務が終わる頃にはぐったりしてしまう日も多く、子どもが寝た後にようやく自分の机に向かう習慣をつくるまでには、少し時間がかかりました。

 それでも、動物医療の現場で少しでも力になりたい、もっと専門的に関わりたいという気持ちが、毎日の小さな支えになりました。夜の静かな時間を使って、コツコツと勉強を続けました。教科書を読み返したり、苦手な分野を何度も確認したり、眠気と相談しながら問題集を解いたりしました。休日も子どもが起きている間は勉強ができないので、結局、夜が私の“勉強タイム”でした。派手な努力ではありませんが、積み重ねていくうちに知識が少しずつつながり、動物医療現場での判断に自信が持てるようになっていくのを感じました。

 資格を取得したことで、愛玩動物看護師としての業務を担えるようになり、責任の重さと同時に、これまでとは違うやりがいも生まれました。獣医師のサポートだけでなく、自分の専門性をもって動物と飼い主さまに寄り添えることは、この仕事の魅力をさらに深くしてくれます。

 後輩のみなさんには、ぜひ早い段階から資格取得を意識してみてほしいと思います。勉強はたしかに大変ですが、その努力は必ず自分の力になります。子育てや仕事で忙しくても、ゆっくりでも前に進めば道は開けます。資格を取った先には、今より少し広い景色が待っています。あなたの未来の選択肢を広げるためにも、どうか一歩を踏み出してみてください。