試験当日の配慮を希望する方の配慮申請について(第2回国家試験)
病気、負傷、障がい、妊娠等のために、受験に際して配慮が必要な方、試験時間中に携行品以外の持込物(事前の配慮申請が不要なものは除く)がある方等は、受付期間内に必要書類を提出し、申請してください。機構にて審査を行い、試験当日に個々の症状や状態等に応じて、必要な配慮を講ずることがあります。
1. 配慮する内容について
下記の具体例を参考に申請してください。「申請不可の具体例」に記載がある事項については、配慮を必要とする理由(病気や障がい等)にかかわらず、申請することはできません。また、「配慮を希望する理由」や「配慮事項の具体例」に記載がない事項については、申請いただくことは可能ですが、配慮の可否や内容等については、審査後に郵送される「受験上の配慮事項審査結果通知書」にてご確認ください。希望する配慮の内容によっては、公平性の観点や申請時期・試験会場等の理由により配慮できない場合があります。
配慮を希望する理由 | 配慮事項の具体例 | 申請不可の具体例 |
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病気、妊娠等 (内部障がい、精神疾患がある方、妊娠中の方等) | ・試験時間中の自席での医薬品の使用(服薬、目薬、点鼻薬、吸入薬等) ・試験時間中の自席での補飲食や水分補給 ・可動式の机・椅子の指定 ・試験室を1階又はエレベーターやスロープ等のある棟に設定 ・少人数の試験室に指定 ・洋式トイレに近接する試験室に指定 ・出入口に近い座席に指定 ・糖尿病による血糖値測定器を使用 ・保護のための帽子の着用 | ・試験会場の指定 ・試験室の指定 ・個室受験の指定 ・試験時間の延長 ・試験時間の短縮 ・試験日時の変更 ・試験時間中の外出 ・乳幼児を含む受験者以外の者の試験会場への入場(視覚障がいや肢体不自由等による介助者を除く) ・介助者の試験室への入場 ・介助者の待機室の設定 ・試験会場スタッフによる介護や看護(試験室内の座席までの誘導を除く) ・試験監督者等の指定 ・試験会場の駐車場の使用 ・椅子の材質や大きさ等の指定 ・ベッドの使用 ・休憩時間を含む個室の設定 ・「事前の申請が不要な具体例」に指定されているものの申請 ※上記以外にも配慮事項は、公平性の観点から希望に添えない場合がある。 |
肢体不自由 (身体障害者手帳を有する方、事故等により一時的に肢体不自由がある方等) | ・車椅子、杖、補助具等の持参使用 ・試験室入口までの介助者の同伴 ・試験室を1階又はエレベーターやスロープ等のある棟に設定 ・洋式トイレに近接する試験室に指定 ・出入口に近い座席に指定 ・可動式の机・椅子の指定 ・乗用車での試験会場への来場 | |
視覚障がい (身体障害者手帳を有する方等) | ・拡大鏡やサングラス、眼鏡型でないルーぺ等の持参使用 ・試験室入口までの介助者の同伴 ・座席を試験室前方に指定 ・乗用車での試験会場への来場 | |
聴覚障がい (身体障害者手帳を有する方等) | ・補聴器又は人工内耳の装用 ・座席を試験室前方に指定 ・試験監督者の発言事項等の文書による伝達 |
【事前の配慮申請が不要な持込物について】
特別な事情があり、下記のものを試験時間中に使用する場合は、事前の配慮申請は不要です。試験当日に監督者に申し出、監督者が不正のないことを確認できた場合に、試験時間中の使用等を認めます。
・ハンカチ・ティッシュペーパー(袋又は箱から中身を出して置くこと)・クッション、座布団・ひざ掛け・複数の眼鏡・老眼鏡、眼鏡型のルーペ・小型の個人用消毒液
【試験時間中のトイレ利用等による退席について】
試験時間中の退席は、原則として認められませんが、病気等による事情、トイレ利用等のため、退席する必要がある場合には、配慮申請の有無にかかわらず一時的な退席が可能です。この場合の退席については、事前の配慮申請は不要ですので、必要となった際に、挙手の上、試験監督者にお知らせください。
【試験室について】
すべての受験者は、通常の試験室で受験することが基本となりますが、配慮が許可された方の一部については、配慮内容や会場の設備の都合等により、別室で受験いただく場合があります。別室は、別室での受験を許可された他の受験者と同室となります。申請者が別室での受験を希望したり、個室での受験を希望することはできませんので、ご注意ください。
【補飲食について】
試験時間中は補飲食にとどめ、食事は休憩時間中に行ってください。妊娠や病気等により、においや音に敏感な方も受験します。飲食物のにおいや飲食時の音等については、他の受験者に配慮ください。また、机の上のスペースに限りがありますので、最小限の申請にとどめ、小分けの包装以外のパッケージやラベル等は、できる限り事前に取り除いてください。なお、補飲食の申請には、持込む飲食物の写真の添付が必須となります。試験当日に持参したものが、申請時に提出した写真と同一のものと判断できない場合は、持込みを許可できません。
補飲食物の例:
・ブドウ糖
・飴
・ラムネ菓子
・ゼリー飲料
・お茶や水等のペットボトル飲料(水筒等で持ち込む場合は、水筒の写真を提出してください。口が完全に閉まる容器以外での持込みはできません。)
※上記に記載がないものも申請いただくことは可能ですが、持込みの可否については、「受験上の配慮事項審査結果通知書」にて確認ください。事前にお問い合わせいただいても回答はできません。
補飲食物として好ましくない例:
・においが強い食べ物
・飲食時に大きな音が出る飲食物
・おにぎり
・パン
・サンドイッチ
・お弁当類
・果物(においが強いものが多いため、ご遠慮ください。)
・炭酸飲料
【服薬について】
服薬の際に、飲料水等が必要な場合は、飲料水等も忘れずに申請してください。
【補聴器及び人工内耳について】
無線通信機能(Bluetooth等)を用いた補聴援助システムは使用できません。受信機能がある場合は、その受信機能のスイッチを切って使用してください。
2. 試験当日の配慮申請の受付期間について
2023年(令和5年)11月6日(月)~同年12月1日(金)必着
不慮の事故等により受付期間終了後に配慮が必要になった場合を除き、受付期間終了後の配慮申請は受理できません。受付期間終了後の配慮申請は、申請する理由が受付期間終了後に発生したときに限り受理するものです。2024年(令和6年)2月9日(金)必着まで受け付けますが、締切日にかかわらず、速やかに申請してください。また、受付期間終了後の申請は、希望に添えないことがあります。
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3. 申請に必要な書類
① 受験上の配慮申請書
申請書をダウンロードし、受験者が記入の上、ご提出ください。症状や希望する配慮内容については、具体的に記入してください。審査の際、不明点等がある場合には、メール、電話、郵送等で、申請者に問い合わせることがあります。
② 医師の診断・意見書
診断・意見書には、希望するすべての配慮事項について、具体的な理由を医師に記入してもらうようにしてください。十分な審査を行うために、追加で診断書等の提出を求める場合があります。
③ 持込物の写真
携行品以外のもの(事前の配慮申請が不要な持込物を除く)を試験時間中に持込み、使用する場合は、その実物の写真(カラー)の提出が必要です。写真の提出がない場合には、持込みを許可することはできません。また、試験当日は、必ず提出した写真と同一のものを持参してください。写真と同一のものと判断できない場合は、持込みをお断りします。
④ 母子手帳の写し
「②医師の診断・意見書」に代えて、母子手帳の写しを提出することが可能です。コピーする際は、表紙と出産予定日の記載のあるページを、A4の紙に印刷してください。希望する配慮事項によっては、十分な審査を行うために、追加で医師の診断・意見書の提出を求める場合があります。
⑤ 身体障害者手帳の写し
「②医師の診断・意見書」に代えて、身体障害者手帳の写しを提出することが可能です。コピーする際は、氏名、取得年月日、等級、障害名の記載のあるページを、A4の紙に印刷してください。希望する配慮事項によっては、十分な審査を行うために、追加で医師の診断・意見書の提出を求める場合があります。
4. 書類の送付方法
申請に必要な書類を、受付期間内に下記送付先に簡易書留にて郵送してください。必要書類に不足や不備がある場合や受験申込書類に同封して提出した場合は、不受理又は不許可となることがあるため、十分に注意してください。なお、申請書類は返却できませんので、お手元にコピーを保管してください。
送付先:
〒113-0033 東京都文京区本郷5-23-13タムラビル8階 一般財団法人動物看護師統一認定機構 愛玩動物看護師国家試験 配慮申請 係 |
5. 配慮事項の決定の通知について
「受験上の配慮事項審査結果通知書」を、受験票交付日以降に、郵送にて発送します。「受験上の配慮事項審査結果通知書」は、試験当日に持参し、試験会場の係員に求められた際に提示してください。なお、受付期間終了後の申請の場合は、メールでの通知になることがあります。